売上高や利益を会社全体で見るだけでなく、「事業の種類別セグメント情報」に注目しましょう。どの事業（例：健康・食品事業、海外事業）が成長を牽引し、どの事業が課題を抱えているのかを把握することで、会社の現状を立体的に理解できます。

この項目は、グリコ経営陣による「自己分析レポート」です。会社が公式に認識している課題がここに書かれています。面接で「入社して何がしたいか」と問われた際に、ここで挙げられている課題に対する解決策を提案できれば、極めてレベルの高い回答になります。

研究開発費の金額や、注力している5つの健康領域（例：「ヘルシーエイジング」「脳機能の向上」など）を確認しましょう。これは、グリコが未来のどの分野に投資しているかを示す羅針盤であり、将来の新商品や新事業の方向性を予測する手がかりとなります。

人的資本に関する項目では、ダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）やリスキリング、求める人物像に関する具体的な方針が述べられています。採用活動の背景にある人事戦略を理解することで、より的確な自己PRが可能になります。